Vol.105-4
Active Instructor
(文末におまけクイズあり)
認定インストラクター活動紹介
チェアエクササイズ認定インストラクター
植野 麻貴子
From 大阪府
運動指導の新たなステップアップ
20代はフィットネスクラブで社員として勤務しました。退職後も子育ての時期はパート勤務を続け、週2~3回、主にアクアビクスのレッスンを担当していました。子育てがひと段落した6年ほど前から、徐々に仕事を増やし始め、今に至ります。
現在は、元々社員として勤務していたフィットネスクラブで、トレーナーとして、また、スタジオやプールのレッスンを担当する傍ら、他に2カ所の運動施設でもレッスンをしています。
フィットネスクラブでは、元社員であり勤務経験年数が長いことから、新入社員がレッスンプログラムにデビューまで、練習につきあったりアドバイスするサポートなども行っています。
チェアエクササイズ®の認定資格を取得したきっかけは、同フィットネスクラブで竹尾先生のチェアエクササイズ®クラスの前のレッスンを担当するようになり、毎週、竹尾先生にお会いするようになったことです。竹尾先生に養成講座を紹介していただき、ちょうど仕事の幅を広げていこうとしていた時期だったので、まずはやってみよう、と養成講座を受講しました。

チェアエクササイズ®は高齢者の運動、という概念を払拭する内容で、知れば知るほど指導法の奥深さに気づき、対象者層の広さやニーズを実感しています。
今は、不定期ですがイベントや自治体主催の介護予防教室でチェアエクササイズ®の指導を行っていますが、もっと指導の機会を増やしたいと考えています。

フィットネスクラブの高齢化
フィットネスクラブに勤めて30年近くになりますが、利用者の高齢化を実感します。70代、80代が中心となり、90代の方もいます。ほぼ毎日来館し、マシンジムでのトレーニングやスタジオプログラム、水泳など、様々な運動に励んでおられます。
プログラムは、30分間のものが人気で、短時間で達成感があり、簡単すぎないものが好まれています。また、パーソナルトレーニングもよく利用されています。つい最近、90代の女性の申し込みがあり、2か月間マンツーマンで筋力トレーニングを行った結果、筋肉量が増え、とても喜んでおられました。
利用者の高齢化を特に感じるのは、忘れ物やロッカーキーの紛失などが増えたり、プログラム参加予約のオンライン化に伴うスマホの設定でサポートが必要なことです。スタッフは利用者ひとりひとりに丁寧に対応していますが、利用者同士の助け合いがよく見られ、とても助かっています。スマホでの予約手順に、最初は苦戦していた方も何度かやってみると慣れてこられ、今ではとてもスムーズに操作しています。そして、うまく操作ができない方をサポートしてくださいます。
先日、40代の方が、「皆さんのスピードについていけず、予約が取れない」と嘆いておられました。高齢だからできない、ということではなく、やる気があれば何でもこなせることを実証する様子を目の当たりにしています。
やりがいに繋がる「ゆとり」の持ち方
コロナ以降、フィットネスクラブでは勤務スタッフ数が減り、業務は多岐にわたり、クラブ内はとても忙しいのが実情です。利用者対応の質を維持するためには、スタッフの心のゆとりが重要だと思います。

子育てで一旦仕事を離れたことで、スタッフ間のコミュニケーションや業務のやりくりなどを、社員勤務の頃よりもゆとりを持って見ることができると感じています。落ち着いて、相手が理解できる伝え方や、目的を早く達成するために敢えてゆっくり丁寧に進めることなど、自分だから気づく方法を他のスタッフに伝えていければと思っています。もちろん、うまくいかないこともありますが、別の運動施設で仕事をすることで、一度、時間・距離をおいて考えることができ、頭をリセットできます。ある現場での気づきが、別の現場で活かされることもあり、様々な場面でゆとりを持って対応できていると思います。
運動指導のときも同様に、わかりやすく丁寧に指導するだけでなく、安全で楽しく効果的に運動ができる指導を大切にしています。フィットネスクラブのスタジオでは1度に40人程度の方が参加され、1人でレッスンを進行します。初心者対象クラスや高齢者の多いクラスでは、特に転倒がないように気を付けます。プログラム内では動き方を丁寧に説明し、繰り返し練習し参加者が理解しているかを確認しながら進めます。
参加率や継続率など、目に見える結果につながることで、自分の指導が評価されているようで自信が持てます。「今日もスッキリしたよ。気持ちよかった。ありがとう。」などと声をかけていただけることが励みとなり、長くこの仕事を続けているのだと思います。
チェアエクササイズ®を伝えたい
チェアエクササイズ®を指導するようになり、姿勢の大切さを更に実感しています。私自身、姿勢を意識するようになり健康診断で身長が伸びました。時代は流れ、若い人も活動量が減り、座りっぱなしで過ごす時間が多くなっています。肩こりや腰痛は、働く世代の方が多いのではないでしょうか。高齢者だけでなく若い世代にも、仕事の合間に簡単にできるチェアエクササイズ®を紹介していければと思います。
今後、チェアエクササイズ®の指導の機会を増やし、姿勢の重要性と椅子を有効に使った運動を、運動習慣のない人にもたくさん伝えていきたいと考えています。
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2026.10.12






