Active Instructor
Vol.103-4 認定インストラクター活動紹介
チェアエクササイズ認定インストラクター
谷尾 有希
From 東京都
諦めずに水陸両方の指導を続けて
東京を拠点に公共施設と民間スポーツクラブでフリーインストラクターとして活動しています。
実は水中運動指導が専門です。アクア指導歴は28年になり、水中運動指導者の養成にも携わっています。
はじめはチェアエクササイズではなくアクアフラダンスの講習会に参加し、認定資格を取得しました。

その中で竹尾先生に『人は陸で生活している。水中運動もよいが、水陸両方学ぶことが大切。チェアエクササイズもやってみないか?』と誘っていただきました。そして、約25年前にチェアエクササイズの認定資格を取得しました。

チェアエクササイズの魅力だけでなく、出会ったころから今まで、竹尾先生の一本筋の通った考え方に魅力を感じています。そして常に新しい情報を提供してくれる「元気kai!」には毎年参加し、勉強を続けてきました。チェアエクササイズを指導する機会は今まで少なかったのですが、気が付けば、認定会員としてこんなにも年月が経っていました。
再スタートで得た気づき
チェアエクササイズの認定取得当初から、15年間続いた自主グループのクラスがありました。
しかし、コロナによる活動自粛が3ヶ月以上に及び、再開するつもりで声をかけるも1人も戻ってきてくださいませんでした。15年も続いたのに…と、とても寂しく、私にとっての大きな挫折となりました。
指導する場もなくなり、一旦、チェアエクササイズからは離れようと思っていた時、竹尾先生に相談する機会がありました。「長年勉強してきたことを、一つの挫折で辞めてしまうのはもったいない。この経験を活かす努力が必要!」と叱咤激励を受けました。
その時は素直に受け止められなかった自分もいましたが、このままで終わるのも嫌だ、という気持ちになり、勉強を続けることにしました。
その後、2024年の夏に水中運動の受講者に、水陸両方の運動の必要性やチェアエクササイズの話しをすると、興味を持ってくださって、週1回の自主グループが立ち上がりました。この時を機に、再度、新しい気持ちでチェアエクササイズと向き合うことになりました。
そして、またまた信じられないことに某大手民間スポーツクラブでも、2025年5月より、少人数有料スクールとしてチェアエクササイズのクラスが発足しました。参加者の半分以上がチェアエクササイズとアクア、水陸両方の運動に参加してくださっています。
何年もの時間を経て、今、理想的な運動指導を実現することができていると感じます。

指導の中にも気づきがありました。
コロナ前の私は、指導者は見本でなければならない、参加者も完璧に動きができなければならない、と気を張っていたように思います。
しかし、今は自分自身も年齢を重ね、膝や腰に故障を抱えています。
参加する方が運動の場に来てくださること、そして自分の身体を感じながら安全で効果的に、その人のペースで運動を行うことが大切だと気付くことができました。
協会のモットーである「ええかげんはよい加減」を大切に、参加者の自主性、参加者が主体の運動指導を大切にしながら指導しています。個々にあった運動方法の選択肢を示し、自宅でひとりでもチェアエクササイズを継続してほしいと考えています。 主役は参加者、参加者のサポートをいかに上手くできるかに重点を置いています。
水陸両方の運動効果
実際に、水中運動とチェアエクササイズの相乗効果が目に見えるようになりました。
水中運動指導では、杖をついて来られた方が水中では陸よりも動くことができ、ご自身でも感動されている姿に何度も出会ってきました。しかし、その後の日常生活動作能力の維持・向上やQOL向上にスムーズにつなげる難しさもありました。
新しいチェアエクササイズのクラスには、陸での運動を諦めていた方も参加し、その成果が出ています。椅子座位で正しい姿勢を学習することで、水中での姿勢にも変化があり、より運動効果が上がります。
股関節を手術し、アクアからチェアエクササイズへ参加された方は、「病院の先生から回復が早いと言ってもらった」と喜んでおられました。
これらの経験は、私が水陸両方の指導で参加者が両方のレッスンを受講して下さったことで、実感できた成果です。
一度は辞めかけたチェアエクササイズの指導を諦めずに続けてよかったと思っています。
参加者の声
▶椅子に座りながらこんなにも色々な動きが出来て楽しい。
▶姿勢よく座るだけで筋トレしているみたいだ。
▶膝が痛く色々諦めていたのに、チェアエクササイズのあとは膝もスッキリと動かしやすい。
▶人工股関節術後に復帰し、改めて私にはチェアエクササイズがあっていると思う。

今後について
私自身が「高齢者」といわれる年齢になり、チェアエクササイズは指導者の身体にも優しく、長く指導ができるエクササイズだと体感しています。安全・効果的・楽しい、生涯続けられる運動として、多くの人に体験してほしいと思います。そのために、今後も微力ながら頑張って指導していきたいです。
最新記事
-
-
2026.04.13






