2017.2

ある日のカフェ。横に座った3人の女性。2人は80代・・・


相変わらずの健康ブームです。テレビでは、“これを食べると良い”、“こんな症状は要注意”などなど。参加者の井戸端会議で、「こうやると腰痛にいいらしいよ」となどと復習している姿をよく見かけませんか?普段のクラスで、同様のことを実施しているのに、マスメディアの影響力は大きくて、妬いてしまいます(笑)。
エクササイズも似たり寄ったりで、新しいタイトルのものが次々に出てきます。運動は実行した方が健康のために良いですが、万能ではありません。食べ物と同じで、合う合わないエクササイズがあります。チェアエクササイズにもこの人の場合は、このように変換した方が良い、またはこの動作はお休みした方が良いということがあります。
今後、高齢化が進み、さらに変換力・応用力が求められるでしょう。しかしチェアエクササイズは、集団を対象に効率よく運動が提供できてこそ、価値があります。例えば、チェアエクササイズの代表的な動作である『お尻歩き』、『よいしょ』、『ハッ!』は、骨盤・股関節・脊柱、肩甲骨が正しく動いているかの評価にも使えます。そして、それらを正しく導くことで、コレクティヴエクササイズ(正しい動き方の習得)にもつながります。
コレクティヴエクササイスという観点で、参加者を観察していくと、もちろん運動指導者のフィードバックも変わってきます。
チェアエクササイズを座って行うエアロビックという目的だけでなく、正しい動作学習という知識があれば、参加者の正しい日常生活動作や障害予防にもつながると思います。

3月19日(日)東京会場、26日(日)福岡会場にて、毎年恒例の『元気kai!』が開催されます。コレクティヴエクササイスという観点から学べるエクササイズの紹介もあります。
ぜひ、ブラッシュアップとしてご参加ください。

2017.4

春です!!幸先の良い年度にしたいですね。


春です!!幸先の良い年度にしたいですね。
しかしお年頃か、私の同年代の周囲は、“まさか!! ”という坂から転げ落ちたり、病気や怪我の人も少なくないです。
と言うことは、私たちが対象としている人は、もっと病気や怪我と長いお付き合いの人が多いのではないでしょうか。
あなたは凹んだときやストレスを感じたとき、どのように対処をされていますか?
私は、うまく事が運んだときは「よっしゃ~」と言うことが口癖になっています(笑)。
そしてもうひとつが、ポーズです。あなたの元気が出るポーズは何ですか?ありますか?
オススメなのが、チェアエクササイズの「ハッ!」のポーズです(上肢だけでOKです)。試しに「ハッ!」を悲しい顔でやってみてください。できないでしょう?必ず笑顔や力強い表情になるはずです。
鏡の前の自分が、疲れていたり、悲しそうだったら、「ハッ!」とポーズをやってみてください。笑顔になるはずです。
チェアエクササイズは、元気の出るかけ声とポーズが多いので、参加者の方に喜んでもらえるのではないかとも感じています。加齢は、老成とも言われますが、想像以上に不安は小さくないと思います。加齢に負けず、今日も健康づくりの自助努力をしている高齢者に、チェアエクアサイズの元気なポーズをいっぱいプレゼントしてくださいね。

2017.6

今、書店に行くと「終活」関連の本が、増えています。


今、書店に行くと「終活」関連の本が、増えています。
人ごとではなく、明日は我が身なのか?と思ってしまう今日この頃(笑)。最近は、年齢を自覚し「カラダだけは丈夫なんです!!」と言える人は、すごいことなのですよ!とお伝えしたい。でもこれを堂々と言える年代は、60代以上には見当たらないように思います。加齢ととともに疾病率は高まります。男性の厄年や女性の更年期など、節目ごとに体力は低下していきます。
先のことを心配しはじめたら、切りがなく、余計ストレスをため込んでしまいます。毎日を楽しく過ごすとまではいかなくても、毎日を普通に過ごすことの有り難さを高齢の人や大病を経験した人はわかっていらっしゃるのだろうと思います。
最近の70代は、青年です(笑)。80代からが体調に差が現れるように思います。それまでに、自分に合う運動を習慣化してほしいものです。アンチエイジング対策としてはもちろんのこと、運動を介しての新しい仲間づくりは心の健康に貢献してくれるはずです。別れが多くなる年代ではなく、年齢とともに仲間が増えてくると本当にステキです。そのような機会をチェアエクササイズの教室が担えればと思います。
チェアエクササイズやサーキットチェアの指導法は、単に指導技術を高めるだけでなく、コーディネーションスキルやコミュニケーションスキルといったファシリテーション(行動促進の支援)をも高めていくことが可能だと思います。今後の高齢者指導には、このファシリテーターこそ、必要な人材だと思います。
今年度のセミナースケジュールは決定しています。受講が未だの人、再受講の人も新たな発見があるはずです。ご参加をお待ちしています!!

2017.8

あなたは今までの人生で、逆境に遭遇したことは、何度ありますか?


あなたは今までの人生で、逆境に遭遇したことは、何度ありますか?
私は、相当の逆境と考えると3度あります。2度は仕事関係、そして1度は怪我です。
しかし、逆境は思想・思考を変えるきっかけになり、逆境を乗り越えた時、以前の自分より確実に自分を成長させる糧になります。
それらの逆境に遭遇したお陰で、発足時はチェアエクササイズ®普及振興会として活動していましたが、NPO法人1億人元気運動協会を起業するきっかけとなりました。当初はチェアエクササイズにこだわっていましたが、高齢者・低体力者の運動プログラムの研究・開発、指導者の教育、一般の人への運動啓発を行うという広い視野を持って活動をしていこうと思いました。
しかし、チェアエクササイズは、流行や類似したエクササイズに左右されず、生みの親の責任として独自のオリジナル性を追求し、指導者への教育はチェアエクササイズを主体としたものから拡張しないように決意しました。今では、チェアエクササイズといえば、1億人元気運動協会と言ってもらえるようになったと思っています。
怪我は不本意な事故でありましたが、自分で生きているように見えて、実は生かされていて、大勢の人に支えてもらって、今があるということに感謝しました。そして自分も順調に老化しているのだと実感し(笑)、限られた人生を自分がやりたいこと、自分にしかできないことをしっかりとやり遂げようと思いました。
私は自己啓発本は基本的に苦手です。“そんなこと言われないでもわかっている、それができないから困っているのに・・・”と、あたり前のことばかり書いてあるような気がするからです。特に日本人の著者にそのようなことが多いように思いますが、『スタンフォードのストレスを力に変える教科書(ケリー・マクゴニカル(著)』は、科学的な根拠もあり、興味深く拝読しました。
年齢や立場に比例し、逆境に立たされる経験は少なくないでしょう。なるべくなら、逆境やストレスは、避けて通りたいものですが、今となって振り返ってみれば、辛い経験があってこそ、今があるのだと思います。
逆境に苦しんでいたとき、“何もかも捨てて楽に生きたい”と友人に弱音を吐いたら、「責任がない人生ほど、退屈なものはないよ。私は嫌やな、そんな人生」と助言をもらったこともとても納得しました。
9月17日(日)は、元気kai!兵庫会場です。私は、『チェアアクササイズ®指導法ブラッシュアップ』を担当します。元気kai!にて、基本的指導法を復習するのは、久しぶりです。
その他は、わかりやすいティーチングで定評のある『高齢者のコンディショニング』を百瀬和子先生、本当の低体力な高齢者にも取り組める『ケアリングヨーガ療法』で岩田昌美先生がご担当されます。順調に申込数が増えています。
皆様と会場でお会いできることを期待しています!!

2017.10

糖質制限ダイエットやグルテンフリー、スーパーフードの流行など、・・・


糖質制限ダイエットやグルテンフリー、スーパーフードの流行など、栄養に関する情報は相変わらず氾濫しています。
和食は世界文化遺産に登録される位に評価されているのに、それを存分に食べられる国民が何をしているのだろうと思います。
アレルギーの人は仕方がありませんが、特定の食材を過度の摂取や制限は避けた方が良いと思われます。“スーパーモデルがやっている!”などが端を発する情報を鵜呑みにするのは賢明ではありません。外国人と日本人、そして家系など、個々に体質は違います。
先日、料理研究家 土井善晴(著) “一汁一菜で良いという提案”を読みました。単なる料理本ではなく、生きる基本をも学べた素晴らしい著書だと思いました。「日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分。何も気負う必要はありません。基本となる食事のスタイルを持てば、生活に秩序が生まれます。気持ちに余裕もできて、そこから新たな暮らしの楽しみが生まれるのです。」と述べています。
味噌はタンパク質、そして発酵食品であり、何もしなくてもそれだけで美味しい。また味噌は食中毒などの細菌をも発生させない威力があるとのこと。味噌は日本が生んだスーパーフードなのです。
管理栄養士からは、米の素晴らしさも聞きました。米は多糖類であり、ゆっくり吸収されるので、血糖値の上がり方も緩やかで腹もちも良いです。たんぱく質・炭水化物・脂肪・無機質・ビタミンB1・ビタミンEなどの栄養素が含まれており、体に必要な栄養素を含んでいます。何よりも糖質は、脳の大事な栄養源です。
諸外国では日本食ブームです。今一度、健康・体力づくりを啓発する立場として、食事についても良いアイディアを参加者に伝えていきたいです。

2017.12

皆さんは、毎日、パソコンでの作業を何時間程度されますか?


皆さんは、毎日、パソコンでの作業を何時間程度されますか?一般的な事務作業の人の場合、9:00~17:00、間に1時間の昼食休憩として、7時間前後の座業をされているかと思います。静的作業でありながら、結構なハードワークだと思います。アメリカでは「座り病」と称され、1時間座り続けると22分間、寿命が縮むと言われています。ためしてガッテン(NHK)では、座り続けることは、「耳石があまり動かないこと」につながり、全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかったそうです。
さて、正しい座り方はご存じですか?私たちはチェアエクササイズ時の正しい座り方は、坐骨にポイントがあるとお伝えしていますが、パソコンでの作業の座り方は、骨盤の位置だけでなく、上肢と頭の位置も肩こり・腰痛予防には大切です。
まず、肘の位置をチェックです。肘はデスクから浮いていたり、離れていませんか?パソコンをデスクの奥に移動させ、肘をデスクに置きましょう。そうすることで、肩甲骨が安定し、肩こり予防にすすめられます。次に目線・頭の位置です。画面の上端が目の高さと水平かやや下になる位が理想的ですが、ほとんどがノートパソコンですので、困難なようです。
もちろん足裏は床に着け、骨盤を立て、背もたれに仙骨・腰椎部分がつくように深く座ります。背筋を伸ばし、あごを引き、頭は肩の上におきます。あとは、同じ姿勢を長時間続けない。でも必死に作業をしていたら、前傾姿勢でノートパソコンにかじりついてしまいますよね。まじめな日本国民の皆様、今日もお仕事、お疲れ様です。1時間に1回、3分程度のチェアエクササイズも断然、良いと思います!!今年も元気kai!イン 東京・福岡会場でチェアエクササイズの新しい振り付けをご紹介します。

お問い合わせ

Contact

当社へのご相談・ご質問がございましたら
お気軽にお問い合わせください。

TEL.0798-36-3729

〒662-0912 兵庫県西宮市松原町3-36ワコーレ松原201

1億人元気運動協会ホームページへ