2018.2

オリンピック観戦は、盛り上がっていますか?


オリンピック観戦は、盛り上がっていますか?
オリンピックには魔物が住むと言うくらいに、通常の実力を出すのは困難な舞台であることは言うまでもありません。メダルを期待されている選手の重圧は、計り知れないものでしょう。
技術レベルには、もちろん差があるのでしょうが、メンタルの戦いが勝敗を分けるように思います。人の思考はたいていがネガティブと言います。思考がネガティブに傾いているのであれば、身体は言うことを聞いてくれるわけがないです。それをポジティブに変えてくれるのは、経験や試練の克服であり、自己効力感(できる見込み感)を高めていくことだと思います。
「あの怪我を乗り越えたから・・・、あの屈辱を経験したから・・・、今の自分があります」と、経験や試練からの克服を勝因の理由にコメントしているトップ選手が少なくないことです。
「最後は自分との戦いでした」のコメントも印象的で、経験や試練が大きいほど、自分への信頼度も増すのでしょう。これらのコメントは(身体力には老化という限界がありますが)、精神力は永遠に成長できる、「老成」につながるのではないだろうかとうれしくなりました。「精神力では金メダリスト!」と高齢者にお伝えし、敬意を払い健康・体力づくりのお手伝いに日々、精進したいと思います。
今年も高齢者・低体力者の運動指導者フォーラム「元気kai!イン福岡・東京」を開催します。大勢の方にお会いできることを楽しみにしています!

2018.6

第1回~学ぼう!笑おう!やってみよう!~運動指導者のための体験型フォーラム・・・


第1回~学ぼう!笑おう!やってみよう!~運動指導者のための体験型フォーラム“運動kai!”(2018.5.27,兵庫県西宮市)を開催しました。
参加者の声、photoが以下から閲覧できます。↓

 思いを形にする
現在の思いを形にすると、この“運動kai!”に至りました。なぜ今、“運動kai! ”か?私たちは、日頃1日に大勢の参加者に会います。参加者の心身の健康づくりを支援することが我々の役目であり、運動指導以外に、仲間づくりや生きがいづくりまでを見据えて、活動することが仕事です。どの教室も運動を介して、仲間とのコミュニケーションがあり、よい雰囲気・空間です。しかし運動指導者は1人です。密室の中の孤独です。会社に所属されている人もいますが、運動指導者はフリーランスで活動されている人がほとんで、意外に仲間と話していない人が少なくないと思うのです。
 理屈抜きに楽しむ
健康の象徴のように称される私たちの職種ですが、私たちも順調に老化します。最近は、運動指導者の高齢化が顕著です(笑)。生涯現役でいられることを願いますが、仕事を辞める時が来るかもしれません。そのような折り、自分の居場所はあるのか?と危惧します。主体は参加者であることはプロとしての心構えですが、時に自分が主体で理屈抜きに、思いっきり笑い・楽しむ時があっても良いと思うのです。それこそ、運動指導者としての原点ではないでしょうか。知識・技術向上のセミナー参加等、自己研鑽ももちろん大切ですが、私たちがしたかったことは、同じ空間で時間を共有し、ともに笑いたかったのです。この運動kai!で、新たな仲間、そして自分の居場所をひとつでも増やして欲しかったのです。

第1回を無事閉会できた今、他にはないフォーラムではないかと自負しています。来年の “運動kai!”は、ぜひ一緒に汗し笑いませんか?
間もなく受付がスタートする『高齢者・低体力者の運動指導者フォーラム“元気kai!” 』のように、当会らしいフォーラムに育てて行きたいと思います。

2018.8

ある日のカフェ。横に座った3人の女性。2人は80代・・・


ある日のカフェ。横に座った3人の女性。2人は80代、1人はどちらかの娘さんで50代後半位だろうか。
80代のひとりをA子さん。もうひとりをB子さんと呼ぶようにしよう。
A子「よしえがなぁ、腰が痛くて子供が抱かれへんねん(よしえと呼ぶので、自分が呼ばれた?と思わずビクッする私)」
B子「あんたも腰、気ぃつけや」
A子「うちも膝、痛いけどそんなん言うてられへんやん。子供もようわかってて、うちが、抱いたら安心するねん」
B子「よしえちゃん、コワゴワ抱いてんねやろ」
A子「そやねん。子供抱くときは、近づいてガシッと抱かなあかん」
B子「うちも腰痛いから、よしえちゃんの気持ちようわかるわ。昨日も歩くのがやっとやってん」
A子「今日、大丈夫かぁ?」
B子「息子に『お母ちゃん歩かれへん言うて、歩いてるやん』って言われてん。歩かな、どないすんの。あんたおぶって、いろいろ連れて行ってくれるんか!って言うたった。歩かれへんかったら、うち死ぬやんか。誰が食べるもん、持ってきてくれんの」

80代で、膝や腰に支障がない人はいないのではないか。何かしら、問題を抱えていらっしゃるように思うが、現代人より今の後期高齢者以上は、心身が頑丈なようで尊敬している。
今や人生100年代と言われるが、今後の我々は、100歳まで身体が持つのだろうか。健康・体力づくりを仕事としている私の本音である。
身体を保たせる秘訣は、何か。“年老いても自分らしく、生きがいをもって”、とかんたんに言う私だが、この言葉は高齢者になっていない人だから言い放てるのではないか。偉そうに(笑)。
毎日を人の世話にならず生きていることだけでも、すごいと思う。年老いて生きるだけでもすごいと思う。
体力の底上げをする。早期から身体を鍛え、老化を遅延させるために運動を実施する。しかし加齢と伴にできなくなってくる人がいることを、理解して運動を提供せねばと思う。
できないことをくどくど言うのではなく、できることを私が提供する。今日も教室に参加した、運動を実施したということがすごいのだ。生きる努力を自らされている!
いつまでもその人の大事な居場所となるよう本日もチェアエクササイズの教室を担当したい。

“元気kai! 2018 in 兵庫”は、東京・福岡会場で絶賛された講師をお招きしています。私は、チェアエクササイズらしいパート「有酸素運動編」を担当します。お早めの申込みをオススメします。

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