2012.2

私は、よく頭痛に悩まされる。年相応な責任の重圧と老化により心身が・・・


私は、よく頭痛に悩まされる。年相応な責任の重圧と老化により心身が日毎侵されてきているのかな。スタッフKのご主人も頭痛持ちだそうである。Kのご主人は愛妻の勧めもあり(笑)、頭痛外来の診察を受けた。医師が言うに、「頭痛持ちは頭痛の恐怖を知っているので、悪化しないように早めに頭痛薬を飲んでしまう。そうすると、脳は自分は頭痛なんだと認識し、本格的な頭痛になるらしい」とのこと。     
このコメントを聞いて、まったくその通りだ!と感激してしまった。私も早めに頭痛薬を飲んで、治ったためしがない。それどころが、頭痛はどんどんひどくなるのだ。
                            
と、ここからがやっと本題。今、話題の年金受給開始年齢の引き上げをどう思いますか?私は賛成です。なんか年金をもらったとたんに「あー自分は高齢者なんだ」と脳のスイッチを押してしまっているような気がするのです。年金受給開始年齢の引き上げによって、高齢者のチャレンジ精神がさらに増すのではないか。その気合、あきらめない精神が、日本の高齢者を益々、元気にするのではないかと思うのです。以前にも言いましたが、高齢者の身体機能は最近の10年間に男性では約8歳、女性では約10歳若返っているとのことです。    
昔と違って人生は100年代です。そんなに早くに隠居してどうしますか?65歳なんて、まだまだ若い!

2012.4

NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』が先日、終わりました。


NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』が先日、終わりました。岸和田名物のだんじりや方言が関西人の私にとっては、共鳴することが多く、毎回楽しく視聴してましたが、何よりも生涯現役を貫いた尾原糸子(小篠綾子さんの番組中の役名)の生きざまが、大変勉強になりました。                                        
晩年の尾原糸子が言います、「できてきたことが、だんだんできなくなる怖さを1人で耐えること、それが老いるということ。。。」。                             
 ある朝の番組で、『最近の若者は、踊れるのか?』というレポートをしていました。レポートの検証理由は、中学校学習指導要領改訂により、平成24年度から第3学年になるまでにすべての中学生が武道及びダンスを学習することが必修になったからです。
                                      
驚くことに、おとなしそうな小学生、太めの女子高生、就活中の男子大学生も、突然の「あなた踊れる?」の申し出に、躊躇せず街中でも踊る踊る!それもめちゃうまい!明らかに自分と人種が違う。『ジェネレーションギャップ』というものを痛烈に感じました。曲がりなりにもリズムを使用した集団運動指導のプロですから、どちらかと言えば踊るのは得意な方ですが、あんな風には踊れない。なーんか『置いて行かれたような』、まさしく『老いていかれたように』自分を感じたのです。まだまだ若輩の私ですが、年老いるってこんな感じなのかと思いました。できない寂しさ、取り残される不安。。。
               
でも現実を認めて、生きて行く。今の自分を認めて、生きて行くしかない。若者には勇気が必要などとと形容されますが、実は勇気がいるのは高齢者ではないかと思った次第であります。

2012.6

体を前に倒した時、肺というのは心臓を守るように前側に移動し、・・・


体を前に倒した時、肺というのは心臓を守るように前側に移動し、後に体を倒した時、肺は心臓の後側に移動し常に心臓のベッドになるというのです。これってすごくないですか(ボディマインドセンタリング,創始者ボニーコーヘン氏,ワークショップより)?
内臓に対しては、大抵の人間は無意識ですが、常に自分の体を守ろうと無意識化でちゃんと働いている。肺は呼吸循環だけでなく、心臓をも護るナイト役もしている。
心臓を守るためには、呼吸の循環が良くないペタンコの肺より、新鮮な空気をいっぱい吸ったフカフカの肺の方が良いわけです。そのように肺の存在を意識すると呼吸も大きくなりますよね。肺の存在や役割・働きを知っているのと知らないのでは大違いで、自分の行動が変わってくると思うのです。                                体の働きを知ったり、感じたりすることを伝えることは、運動方法を提供する以前に「生きる基本」として、大事なことです。自分の体を愛おしく思えるような伝え方を現場でもっとしっかりせねば、と思ったボニー氏からの教えでした。

2012.8

連日、ロンドンオリンピックの熱戦が繰り広げられています。


連日、ロンドンオリンピックの熱戦が繰り広げられています。選手の勇姿に目頭が熱くなることもしばしばですね。そのような感動の話題とは真逆に陰湿ないじめ問題の実態が日ごと、あからさまに増えてきます。                                      オリンピック選手のまっすぐなまなざしや競技を終えた後のコメントを聞くと「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉が浮かびます。子供たちや現代人は、スポーツやエクササイズで体を鍛えたほうが絶対良い!!と再認識します。 
                        
自分を守るので精いっぱいのような余裕のないギリギリの心身状態ではなく、余裕をもって周囲の人と協力する、さらに支援することが今後、ギリギリの日本ではさらに必要になってきます。           
「健全な身体」の持ち主である運動指導者は、体を鍛える意義をしっかり伝えていきたいと思います。自分の健康は自分のためではあるけれど、周囲の人にも好影響を与えます。周囲がハッピーであれば、必ず自分に還元されます。                        
あたりまえのことばかりを述べましたが、あたりまえのことを声に出して、ちゃーんと伝えていこうと思います。「体は鍛えたほうがいい!!」           

2012.8

定例フォーラム「元気kai!2012」まで、約2週間となりました


定例フォーラム「元気kai!2012」まで、約2週間となりました(9月2日開催、於:なみはやドーム)!!今年は私自身、開催に特にワクワクしています。 
                                     
理由は、体力測定評価のエキスパート「藪下典子先生」を今年、やっと招へいできるからです。藪下先生の講座は、現代の少子高齢社会で運動指導に携わる方には、必須と言っても過言でないほど、受講してほしい内容です。実技をやりっぱなしではなく、測定し評価をすることで、高齢者のやる気モードが俄然、変わってきます。
                                        
そして高齢者のピラティス「竹井伯夫先生」は、前回のプチ元気kai!イン東京で、大大大反響の講座でした。指導言語の多様さはまるで言葉の百科事典のよう。 
                             
そして最後は私竹尾の「電話帳を使った持久性と転倒予防のトレーニング」です。今ではチェアエクササイズのイメージが強いようですが、私は1990年からステップエクササイズをアメリカから日本に普及させるトレーナーの一人でした。ステップの着地は前足部を柔らかく使い、足関節の機能改善にもつながります。足関節の機能改善は転倒予防に有効です。ステップは有酸素運動ですが、段差を利用することで、脚の関節・筋をバランスよく使える優秀な筋トレツールでもあります。このようなマジックツールを高齢者の現場で、もっと活用しないともったいないです。                                      どの講座もすぐ使える内容です。たくさんの方にお会いできることを楽しみにしています。

2012.10

両親などの介護をされている方は、メールメンバーの中ではどれ位いらっしゃるだろうか?


両親などの介護をされている方は、メールメンバーの中ではどれ位いらっしゃるだろうか?私は介護とまでは言えないが、介護中である。幸い優秀なヘルパーさんがいるので、今のところ、仕事に支障なく過ごせているが、今後はそうもいかないかもしれない。そんな中、「ペコロスの母に会いに行く(岡本雄一著,西日本新聞社」という本に出会った。施設に預けている認知症の母との面会の様子を描いた本だ。介護・認知症という深刻な話題を長崎弁を交えて、ユーモラスに表現されている。久しぶりに心が温かくなった本であり、介護者として深く感銘を受けた。                               
長男である著者は、できないこと・変わっていくことが多い母を変えようとせず、今、認知症である母をそのまま承認し、対応する。母を変えようとせず、自分のあり方を変えたのだ。そして、「生きているだけで満足」とまで言っている。
                           
人を変えようとすれば、抵抗や拒絶が生じることが少なくない。自分の対応を変え、相手を承認することで、相手が自ら変わっていくことをこの本で、あらためて再確認したように思う。実際、認知症を介護されている方は、症状によっては、大変な苦労をされていると思う。この本のように現実を笑いに代えることはそう容易ではないだろう。しかしながら、低体力・高齢者運動指導者のあり方としても大変参考になる本だと思う。絵も大変、すてきでかわいく、実際の岡野氏とみつえさん(岡野氏の母)に会ってみたくなる。 
                 
機会があればぜひ、ご一読を。

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